f【第36期】サステナビリティへの取り組み (PDF:1.8 MB)

当社の取り組み

サステナビリティ

サステナビリティ⽅針

当社は、福岡リート投資法人の資産運用会社及び顧客に投資助言業務を提供する投資助言会社として、中長期的に安定した収益を投資家に提供し、投資家の最善の利益を使命としています。 当社は、この使命を達成するためには、収益性の追求に加えて、環境・社会・ガバナンス(ESG)への配慮を通じたサステナビリティの推進が不可欠であると考えており、不動産の投資運用及び投資助言プロセスにおいてサステナビリティの諸課題に対する配慮を組み込んで行くことが重要だと考えています。 当社は、この考え方の具体的な実践方針として、以下のとおり「サステナビリティ方針」(以下「本方針」といいます。)を定めました。

<サステナビリティ⽅針>
  1. ポートフォリオの省エネルギー化の推進
    • 不動産におけるエネルギー消費量を把握し、その中長期的な低減に努めます。
    • 建物やその設備の改修機会を通して建物のエネルギー使用効率の改善を図り、コストの削減と同時に、物件価値の向上と環境関連リスクの低減を図ります。
  2. 気候変動リスクへの対応
    • 省エネルギーの取組みや、再生可能エネルギーの活用などを通じて不動産からの温室効果ガス排出量の削減を図り、気候変動リスクの低減に取り組みます。
  3. 循環型社会への貢献
    • 物件における水消費量や廃棄物管理状況を把握し、節水やリサイクルを推進し、限りある資源の効率的利用に努めます。
    • 建物の改修機会において、節水設備や水の再利用設備などの導入を検討します。
  4. 快適性と安全性の追求
    • 不動産において健康的かつ快適な室内空間を提供することに努め、テナント満足度と物件競争力の向上を図ります。
    • 不動産において耐震性の確保や非常設備の充実などの防災・減災の取組みを進め、安全・安心な建物を提供します。
  5. グリーンビルディング認証の活用
    • 不動産における環境・社会への取組み成果の可視化と、物件競争力の向上を図るため、グリーンビルディング認証などの取得を検討します。
  6. 従業員の意識啓発
    • 本方針の実践のため、不動産投資・運用及び投資助言におけるサステナビリティ配慮に関する従業員向け教育・研修を実施し、意識の向上と専門的知識の充実を図ります。
  7. テナントや取引先との協働
    • 本方針の実践に際しては、各物件のテナントと、プロパティマネジメント会社などを始めとする当社の主要な取引先からの理解と協力が不可欠であることを前提として、それぞれとの良好な関係構築に努め、協働体制の構築を図ります。
  8. 社内体制の整備
    • 本方針に定める内容の実践をマネジメントするため、社内にサステナビリティ推進委員会を組織します。
    • 各取り組みの具体的目標等を設定し、定期的に見直します。
  9. 環境・社会パフォーマンスの把握と開示
    • 本方針に基づく実践状況とその結果を継続的に把握すると同時に、GRESB などの外部評価・調査を活用し、自社のサステナビリティ取組み状況についてモニタリングを行います。
    • 投資家を始めとするステークホルダーに向け、サステナビリティに関する情報や実績を適時・適切に公開します。

以上 
制定日(2018年1月29日制定)
改定日(2023年2月1日改正)

サステナビリティ推進体制

当社は、サステナビリティ方針に基づく取り組みを継続的かつ組織的に推進するために、サステナビリティ推進委員会を設置しています。「サステナビリティ方針」を実現するために、「サステナビリティ推進体制マニュアル」を制定し、社内体制、社外関係者との協働、情報開示方針等について、原則として、年2回以上会合を行い、具体的な目標や施策の検討、施策実行に関する進捗状況の把握を行います。同委員会の委員は、代表取締役社長、執行役員、運用部、投資部、財務部、企画部及びコンプライアンス部の各部長とし、委員長である代表取締役社長は、サステナビリティ最終決定権限者として、各種の施策の実施に係る決定を行います。また、最終決定権限者は、委員会で決定されたサステナビリティに係る具体的な目標や施策案、及びそれらの進捗状況等の情報について、取締役会及び定期的に開催される投資法人の役員会へ報告を行います。

CSRの取り組み

当社は、「企業は、公正な競争を通じて利潤を追求するという経済主体であると同時に、広く社会にとって有用な存在でなければならない」〔(社)日本経済団体連合会「企業行動憲章」〕という、「企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility, CSR)」の基礎として今日広く受け入れられている考え方に全面的に賛同するものです。そして、何よりも地域社会の発展に寄与することを通して上記の責任を果たしていくことが、我が国唯一の地域特化型リート(上場不動産投資信託)である福岡リート投資法人の運用会社としての福岡リアルティの使命であると信じます。その具体的な行動の指針として、以下の5原則を定めるものです。

<CSR憲章>
  1. 我々は、まず福岡・九州にとっての「良き企業市民」でありたいと思います。この地域の発展に貢献することこそ我が社が存在する意義であり、その出発点なくして広く社会全体に貢献することなどできません。そのための社会貢献活動を積極的に展開してまいります。
  2. 我々は、広く世界・社会とのコミュニケーションを行っていきます。我々は、リートの運用会社として、資本市場を通じて世界中の投資家とつながっています。企業情報や企業活動の公正な情報公開とともに福岡・九州についての情報を積極的に発信してまいります。
  3. 我々のすべての企業活動は、公正、透明、適正を旨とし、法令ならびに企業倫理から外れることはありません。
  4. 不動産の運用者として、保有資産のエネルギー効率や環境負荷に留意した具体的な取組みを継続してまいります。
  5. 従業員の多様性、人格、個性を尊重するとともに、働きやすい環境を確保し、Quality of Life (QOL)を向上してまいります。

以上 
制定日(2010年4月8日制定)

CSR活動報告
外部評価

福岡リート投資法人を通じて保有資産における環境認証・評価を取得しています。詳しくは、本投資法人のウェブサイトをご覧ください。

<ふくおか『働き方改革』推進企業認定事業において、推進企業として認定されました>

◎認定された主な取り組み項目
  • 従業員向けの研修制度がある
  • 自己啓発の取り組み支援制度がある
  • キャリアアップの目標設定の支援又はキャリア形成の相談体制がある
  • 資格取得補助制度、英語研修制度(補助)、簿記学習(補助)制度がある
  • 勤務時間の縮減を奨励する施策をとっている
  • 時間単位又は半日単位での休暇制度がある
  • キャリアアップに資する研修等の人材育成制度がある

<福岡市Well-being & SDGs登録制度にマスター登録されました>

    この制度は、全国で初めて福岡市が「暮らしの満足度の向上」と「持続可能な環境・社会・経済」
    の実現を目指して、働く人のWell-being向上とSDGs達成に向けて取り組む事業者を登録するものです。
    詳しくは、2022年7月28日付のプレスリリースをご覧下さい。

<「福岡県SDGs登録制度」の第一期登録事業者として登録されました>

    この制度は、福岡県内のSDGsに積極的に取り組む企業や団体を県が広く公表し、
    SDGsへ貢献を「見える化」することで支援する制度です。
    詳しくは、2023年2月8日付のプレスリリースをご覧下さい。